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【CAADITZ採用事例】株式会社東急レクリエーション様

当社が、株式会社東急レクリエーション様「109シネマズプレミアム新宿」へ導入した
カナレ電気株式会社製「CAADITZ」を基幹とした「集中管理型 ODS映像監視/送出システム」について
導入の背景や納品後の使用感をお伺いしました。（当社のシステム概要については後述）

CAADITZの製品紹介もございますのでぜひ最後までご覧ください。

Interviewee
株式会社東急レクリエーション
109シネマズプレミアム新宿　吉川様

まずは、貴社の事業内容と109シネマズプレミアム新宿についてお聞かせください。

株式会社東急レクリエーションは、全20館の映画館「109シネマズ」を要するシネマコンプレックス（以下、シネコン）で、主に映画やライブ映像のコンテンツ上映を行っております。

CAADITZを活用したシステムを導入した「109シネマズプレミアム新宿」は、全シアターの音響を坂本龍一氏に監修いただいた日本初の全席プレミアムシートのシネコンです。*1

上映の1時間前からご利用可能なラグジュアリーな鑑賞者専用ラウンジでは、こだわりのポップコーンやバラエティ豊かなソフトドリンクを自由にお楽しみいただけるなど、これまでの常識に囚われない映画館として営業しております。*2

中でも、やはり音響へのこだわりは非常に強く、ご好評いただいている35mmフィルムの上映ではイコライジングをフィルム上映用に調整するほどです。

*1:PREMIUM SOUND SYSTEM「SAION」https://109cinemas.net/saion/
　
*2:チケットにインクルーシブ（一部例外あり）

なぜ今回、集中管理型のシステム導入に至ったのでしょうか。

ODS（Other Digital Source）は、今では欠かせない上映コンテンツであることから、ODSの上映に対応することは企画段階から決定していました。

また、従来は広い敷地面積で映写室をワンフロアで構築していましたが、109シネマズプレミアム新宿では複数のフロアに渡って映写室を構築せざるを得ないことから、自然と「なるべく映写室へ行かずにすべてのオペレーションを行うこと」が今回のコンセプトになりました。

結果として、他の大手シネコン様での貴社設計によるODSシステム導入実績をお伺いし、お声がけをするに至りました。

改めまして、今回導入いただいたシステムの用途をお聞かせください。

ODSの上映のためであることはもちろんですが、Zepp Shinjuku (TOKYO)様やTHEATER MILANO-Za様を始めとした館内の他テナント様とのコラボレーション配信でも活躍しています。
他にも、貸館イベントの際にPC画面をスクリーンへ表示するなど、用途は多岐に渡ります。

「集中管理型 ODS映像監視/送出システム」の概略図

CAADITZは内部設定でTransmitterとReceiverを切り替え可能なため、メンテナンスやオンサイトトラブル対応が容易

「実際のシステムの一部」

導入いただいてから1年が経過しましたが、使用感はいかがでしょうか。

やはり、システムの基幹部分を設置しているサーバールームでのPC操作のみで制御と監視が完結することは大きなメリットです。事務所横にサーバールームが位置していることも大きいかもしれません。
WebGUIで送出先を選択する操作も簡単で、機器への理解度に差があっても対応しやすいシステムに満足しています。最後に行った設定も保持してくれるので、設定を変えずに上映できることもあり助かっています。

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